―多くの皆さまに支えられて5周年―
ブースター、スポンサー企業、行政関係者、スクール運営の関係者、ボランティアスタッフをはじめとする応援いただくすべての皆さまに支えられて、バンビシャス奈良は 2017-18シーズンでクラブ設立5年目を迎えます。
ここまで応援いただいたすべての皆さまに、あらためて感謝申し上げます。
―奈良の皆さまに愛されるクラブをめざして―
バンビシャス奈良のクラブ名は、「大志を抱け」の意味である「Be ambitious」と「バンビ」をかけてつくられました。フェリークス ザルテン作の童話「バンビ」において、子鹿のバンビは、森の中で様々な困難に打ち勝ち、森の中の他の動物たちから尊敬を集める森の王のような存在へと成長していきます。バンビシャスという名前には、バンビのように困難に打ち勝ち、常に成長を続け、やがて奈良県民の方々や他のクラブ、全国、世界からも尊敬されるようなチャンピオンクラブへと成長するという志を込めています。
―挑戦の始まり―
2005年、男子のプロバスケットボールリーグ「bjリーグ」が開幕。bjリーグの開幕と同時に、奈良県にプロバスケットボールをつくる会(ナラプロ)が発足し活動を行っていましたが、3回に渡る参入申請は通りませんでした。
現代表の加藤は大和郡山市出身。bjリーグに初年度から参戦していた仙台89ERSのクラブの立ち上げ・運営に携わっていました。2011年に新聞のスポーツ特集記事で、プロスポーツクラブが全国の47都道府県のほとんどの地域にあり空白の県は3県だけという記事を目にしました。その3県のうちの一つが奈良県であり、寂しさと使命感のような気持ちから、一時休止していたナラプロに参加し活動を再開させます。
奈良で活動をはじめた矢先の2011年3月11日、東日本大震災が発生。奈良での活動は休止せざる負えない状況となります。
プロスポーツクラブの果たす役割
震災の影響は大きく、仙台89ERSはクラブの活動継続は困難と判断し、クラブの活動は休止、コーチや選手の契約を解除するという苦渋の決断をせざるを得ませんでした。
しかし、選手達はそのような状況の中でも、支援物資の配送作業や荷捌き、避難所で子供たちとバスケットをするなど、自分たちができる復興支援を続けました。スタッフも総出で、シーズンチケットの払い戻しの対応をする中、思いがけない反応がありました。
「払い戻しをしなければ、クラブの再建に役立ちますか」
スポンサー営業をする担当者にも連絡が入ります。
「クラブがなくなることが悲しい。自分達も大変だが、来年もスポンサー契約は継続するから必ず復活させてほしい」。
加藤は被災した仙台の方達からの励ましの声に涙が止まらなかったそうです。そしてクラブが地域に根ざし県民に必要とされる存在に成長してきたと感じたと言います。やはり地元の奈良にプロバスケットボールクラブを作りたいという強い想いから、仙台のクラブが立ち直るのを見届け、奈良の参入活動を再開。
ナラプロの参入活動の開始から、7年が経過した 2012 年7月2日、4回目の参入申請が承認され、「bjリーグ」への参入が決定しました。
―バンビは大志を抱く。―
参入を控えた2012年11月23日、奈良県で初のbjリーグの公式戦(大阪エヴェッサ対島根スサノオマジック)が開催され、バンビシャス奈良は、クラブ名とロゴを発表しました。奇しくも、このとき島根のヘッドコーチとして居合わせたのが、2017‐18シーズンを率いる元日本代表監督ジェリコ・パブリセビッチ氏でした。
活動当初は母体となる企業がない中で、奈良にプロスポーツクラブは夢物語という声もありましたが、加藤の奈良にプロバスケットボールクラブを作るという夢に賛同いただいた多くの支援者の方々のお力添えのおかげで、夢は現実のものとなり、バンビシャス奈良はbjリーグ 2013-14シーズンの平均年齢最年少クラブとしてスタートします。
クラブ誕生の喜びと厳しい戦いの間で
クラブ誕生の喜びはつかの間、プロスポーツの厳しい現実に直面します。HC、選手は全力で戦いますが、勝利は遠く開幕 8 連敗。しかし、ブースターの皆さまは勝利を信じ会場に足を運び続けてくださいました。そして 9 戦目となるアウェーゲーム、強豪京都ハンナ―リーズ(現B1西地区のクラブ)との対戦でレギュラーシーズン初勝利を掴み取ります。涙を流して喜んでくださるブースタ ーの方々を見てスタッフも涙を流しました。県民に愛されるクラブへの第一歩を踏み出したと実感した瞬間でした。
バンビシャスのボランティアスタッフはbjリーグNo.1
困難に打ち勝ち成長するバンビの名に負けないクラブへ
2017年、新しい男子プロバスケットボールリーグとしてB.LEAGUE が発足。バンビシャス奈良は2016‐17シーズン、B.LEAGUE のB2に参入し24勝36敗、B2中地区4位でシーズンを終えます。
B1へ昇格するには、5000人規模のアリーナなどが条件となるB1ライセンスの取得と、18クラブ中の4クラブが進出できるプレイオフで勝ちあがることが必要です。
奈良県には 5000人規模のアリーナはありません。まずはB1ライセンスの獲得へ向けて、民間投資によるアリーナ建設の準備を進めています。さらに、既存のホームアリーナを満員にし、勝利をつみかさね、より多くの方々に応援していただけるクラブに成長しなくてはなりません。
バンビシャス奈良はチャレンジを続け、強豪クラブひしめくB1への昇格をめざします。
奈良県39 市町村をホームタウンとするバンビシャス奈良は、もう一度、「バンビよ、大志を抱け!」のクラブ名の由来に立ちかえり、奈良を愛するすべての皆さまと共に、B1に昇格しチャンピオンクラブになるという大志を抱き、5周年を戦います。
バンビシャス奈良の39ホームタウン宣言
―5周年記念企画―
多くの方々に支えられた 5周年を迎えるバンビシャス奈良のロゴは、感謝の気持ちをこめたデザインに決定しました。
2階自由席 価格改定
大人 1500円 小中高 500円
ホームゲームをもっと身近に、もっと多くの方々に楽しんでいただけるように、2階自由席の会員前売価格*を改定します。
子どもたちがプロ選手のプレイを間近で観戦できる機会を増やすことで、バスケットボールを通じて子供達の夢を創造し、地域の活性化に貢献します。近い将来、バンビシャス奈良のホームゲーム観戦をきっかけにバスケットボールをはじめた子どもの中から、世界的なトップレベルのプレイヤーが奈良県から現れることを期待しています。
※バンビシャス奈良ファンクラブ「クラブバンビシャス」への会員登録(フリー会員は会費無料)が必要です。
チケットページへ